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ARCHITECT

建築家からの提案

2021/5/26

シンプルで素材を生かした空間づくり

吉永 啓 Kei Yoshinaga

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 CASE. 1 

片流れの家

ガレージ・玄関からロフトに向かって大きな片流れの屋根で構成しています。その片流れ屋根がそのまま内部にも現れ、建物の端から端(玄関からロフト)まで見通すことができ、風が抜け、杉材と相まった心地よさが家全体を包み込みます。広めの玄関土間はご主人の趣味のバイクを置いて余暇を楽しみます。

水俣市 M様邸 家族3人(建設時)

■敷地面積/129.2坪

■延床面積/40.5坪

■工法/木造軸組構法

■設計期間/約6ヶ月

■工事期間/約5ヶ月

撮影/KAYアーキテクツ

CASE1_M邸_内観.jpg

 CASE. 2 

土間キッチンの家

玄関を入るとリビング、畳スペースまでひと続きとなって、細長い土間の先に造作のキッチンを設けました。登り梁の天井により空間がリズミカルに伸びていくように広がり、敷地形状による家全体の幅の狭さは気になりません。外部は2種類の仕上げのボリュームを重なり合わせ全体の調和を図っています。

CASE2_H邸_外観.jpg

水俣市 H様邸 家族5人

■敷地面積/78.1坪

■延床面積/34.8坪

■工法/木造軸組構法

■設計期間/約6ヶ月

■工事期間/約5ヶ月

撮影/KAYアーキテクツ

CASE2_H邸_内観(メイン).JPG

 CASE. 3 

園庭を囲む保育園

企業主導型保育園。塀の代わりに建物で園庭を囲むことで、防犯や近隣住民、前面幹線道路への配慮、先生たちの見守りなど様々な要件に対応しています。園庭からも光と風が入りどの部屋も明るく心地よい。一番日当たりのいい部屋は畳敷きの小さな図書館で、寝転がって絵本を読めるようにしています。

CASE3_もくもくほいくえん_01(メイン).jpg

合志市 もくもくほいくえん

■敷地面積/249.9坪

■延床面積/133.5坪

■工法/壁式RC造+鉄骨併用木造軸組構法

■設計期間/約7ヶ月

■工事期間/約11ヶ月

撮影/CONTRAST

顔写真 KAY吉永.JPG

ARCHITECT

吉永 啓 Kei Yoshinaga

(株)KAYアーキテクツ

〒867-0043 熊本県水俣市大黒町1-1-23

【TEL】0966-83-8024

【FAX】0966-83-8025

【URL】http://www.kay-architects.com/

【Mail】info@kay-architects.com

■プロフィール

1985年生まれ

2005年 国立八代工業高等専門学校卒業

2017年 (株)モードフロンティアを経てKAY建築設計事務所設立

2019年末 (株)KAYアーキテクツに改組

◇受賞歴

2017年 くまもとアートポリス 甲佐町住まいの復興拠点整備設計に係る公募型プロポーザル佳作(ワークステーション・モードフロンティア・KAY設計共同体として)

2018年 水俣市新庁舎建設基本・実施設計業務公募型プロポーザル最優秀(久米・KAY共同企業体として)

◇設計監理料/総工事費の8~12%

単に外装や内装を飾るのではなく、空間をどうつくるか、形や素材、光や風などの外的要素をどう表現するかを心掛けて設計しています。建物の配置や間取りも、そこで生まれるであろう家族のストーリー(目的を果たす場所としてではなく、使い手がどのように見えて何を感じどう過ごすか)を意識して設計しています。

 

家を建てる時多くの人は、今ある生活をイメージして設計を依頼されますが、時と共にライフスタイルは変化するもの。例えば無理して作った子ども部屋は、子どもたちが巣立った後には持て余すなど使い手の変化は大きいものです。ご紹介しているM様邸もH様邸も当初予定していた子供部屋の数はとらずに、一部の間仕切りを変えられるなど、ライフスタイルに合わせて自在に変化できる空間をつくりました。そしてガレージやロフトを除くと30坪前後とコンパクトである分、個々の空間や設備をより充実させて、シンプルで素材感を生かした家の完成となりました。

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